西湖を囲む美しい町、杭州で行われた『第一届中国音楽国際比賽(第1回中国音楽国際コンクール)』
に参加し、民族楽器一般の部で特等賞を受賞しました。その時の模様をお送りします。
■出発
飛行機は朝10:35関空発、8:30には空港に着いていたいところ。6:00くらいには家を出ようと考えていました。が、目が覚めて時計の針を見ると、9:00って!それでも開き直ったら間に合うもんですね。事情を慮って飛ばしてくれたタクシーの運転手さんに感謝です。運転手さんに「いやぁ、お客さん、落ち着いてはりますねえ。普通やったらもっと大慌てするよ。」とか言われました。なるを、誉められるところを間違ってます。
空港では搭乗手続きカウンターから係の人に付き添われ、職員専用ドアをくぐったりしながら小走りで飛行機のドアまで送っていただき、2時間半後、何食わぬ顔をして蕭山国際空港に降り立ちました。
■伴奏合わせ
到着後、すぐに会場で抽選と伴奏合わせ。伴奏者は主催側が手配してくれました。揚琴の伴奏だと思っていたら、ピアノでした。杭州師範学院音楽科の先生で、陳さんという方。揚琴の数字譜を見て、その場で初見弾きだしたのには度肝を抜かれました。後で頭の中での変換の仕方を聞くと、数字譜はそのまま1=ドで読んで、ピアノの鍵盤のほうを読み替えているらしい。すご〜い(@_@;)
■比賽
さまざまな楽器や歌で「中国の音楽」を演奏する、というの趣旨のコンクールなで、声楽、ピアノ、西洋楽器、民族楽器の部門がありました。どちらかというと声楽やピアノの参加者が多かったようです。民族楽器の部は古筝の人数が圧倒的。
なるをは予選で「一枝花」、本選では「藍花花叙事曲」を演奏しました。
■授賞式&記念演奏会
28日夜、師範学院の中のホールで記念演奏会が開かれました。午前中にリハーサルだったのですが、行ってみたら、天井から1.5メートル四方の反響板が3枚落下してました。夜の間に落ちたらしい。こわ〜。危険区域を避けて、舞台の奥の方でリハーサル。演奏会までには修理されていました。なるをは「葡萄熟了」を演奏。
<揚琴の立奏用の台を使っている人を発見。初めて見たので、思わず写真を撮らせてもらいました。竹でできていて、楽器を受ける部分はベルトになってました。パタンと閉じて、さらに半分に折り畳めるらしい。中国の北部のどこかでオーダーしたそうです。揚琴あっちゃんに見せようと、いっぱい激写。
なるをの隣の少女は古筝の名手。わずか9歳にして難曲を弾きこなします。日本にも演奏に来たことがあるそうです。